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zoom RSS 「厚黒学(ホウヘイシュエ)」

<<   作成日時 : 2015/06/02 18:53   >>

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こんばんは。

実は昨夜も更新をしたのです。ところが・・・・消えてしまった゚(゚´Д`゚)゚

結構濃い内容だったのに。

気を取り直して、更新です。

中国の知識人なら大半の人が「厚黒学(ホウヘイシュエ)」を知っていると言われています。

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僕は勉強不足から、この「厚黒学」という言葉も知りませんでした。

これは清朝末期の四川省の思想家、李宗吾という人が過去の中国の皇帝や征服者の行動を分析して編み出した一種の処世術というか「成功の哲学」で、成功するには「面の皮はあくまで厚く、腹はあくまで黒くなければならない」と説いたものです。

厚黒学は現在でも復刻版(現代中国文)が書店に並んでおり、厚黒学のビジネスへの応用とか派生本が数多く出版されています。 

日本でも葉室早生訳「厚黒学」が1978年に五月書房から、尾鷲卓彦訳「厚黒学―厚かましく腹黒く生きよ」が1998年に徳間書店から出版されていますが、いずれも絶版になっています。

2009年には黄文雄著「厚黒学―腹黒くずぶとく生きよ」が心交社から出版されています。

李宗吾の「厚黒学」は荀子の「性悪説」を論拠にしており、尾鷲卓彦訳によれば、「いにしえの英雄豪傑にはかならずひそかに伝授されてきた成功の秘訣があるはずだ」と追い求めること数年、偶然にも三国時代の数人の人物に思いいたった時、「そうか、わかったぞ。 昔の英雄豪傑は、ただ面の皮が厚く、心が腹黒いだけなのだ!」と悟り、「厚黒学」を編み出した、と記されています。

英雄豪傑とは一国さらには中国全体を支配した皇帝となった人間たちのことである。

かくして中国に於いては彼らは例外なく極端に面の皮の厚いかもしくは腹黒い人間たちであったことを、李宗吾は発見したのであった。 

中国の伝統的な正統思想は儒教であり、皇帝は天子によって有徳と認められて正統な支配者としての資格を与えられ、皇帝として選ばれたと説明するのが儒教の根本思想なのであるが、これは全くの嘘であったと李宗吾は主張している。

「厚黒学」は表面的に読めば、多くの歴史上の人物の行動例を示して、「厚黒であれば成功し、不厚不黒の者は失敗する」と唱えているのですが、当時の中国人にも賛否両論があり、「世直しの思想である」と称える人と、「危害を与える学問」として批判する両派があったようです。

中国人とは、どういう民族かを理解するためにも、読んでおいて損はない本だと思います。

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中国人とは、どういう民族かを理解できたら、冷静に対処し、賢く交渉できるのですが、中国人と中国政府を理解できないと、感情的になりがちです。

・儒家思想も間違いだらけ。有徳者が天命を受けて、万民を統率、君臨するのが天子だと唱えても、現実はその逆。有徳者ではなく、有力者、つまり簒奪者が天下を取るのが中国の歴史

・中国社会を律するものは、「情・理・法」。優先順位からは、まず私情、個人的な思惑、人的なコネであり、その次が道理を講じ、最後には法によって裁き、処する

・悪を制するには悪しかないから、極悪に勝つにはそれを上回る極悪非道の手しかない。それが「厚黒学」の生まれた風土

・中国人にとっては、人権よりも「生存権」と「発展権」が最も大事で、西洋人が言う「人権」云々では中国では生きていかれない。中国にとって最も大事なことは「社会の安定」

・一人のリーダーが党、政治、軍隊を牛耳らなければ、国家社会が不安定になる社会。だから、絶対に三権分立や多党制をしないと公言している

・中国の官僚は中国全土の金銭と権力を独占している。この構造が存在する限り、民衆は権力にすり寄らなければならない。その結果、黒社会と自由経済の担い手たちは、官僚と結託して略奪行為に及ぶ

・父母の子供教育は、外に出たら「人に騙されるな」と繰り返し言う。学校教師も「天下烏鴉一般黒」(世の中カラスのように真っ黒)と教える。中国社会は、古来から騙し騙されする社会だから、日常的に「厚黒の学」を学んでおかないと自存自衛できない

・儒教教育は「仁たれ、義たれ」などの徳目の押し付け。人間生活規範からの強制だから、外から押し付ければ押し付けるほど逆効果となり、「偽善者」か「独善者」しか人間づくりできない。人間本来ある良心まで奪ってしまう

・中国人のすべてが「詐」の人種。中国社会で「詐道」ができなければ、生きていかれない。孫子兵法は冒頭から「兵は詭道なり」と語っているが、「詭道」とは人を騙す手立てのこと

・中国社会では「報喜不報憂」、つまり、よいことだけを取り上げ、好ましくないことは隠すのが常套のやり方

・精神的に頼るものがない中国人は、現実的、実利的な民族にならざるを得なかった。中国人が自他ともに認める「欲望最高、道徳最低」は、宗教心の薄い世俗化した民族性からくるもの

・政治的価値の「権力」、経済的価値の「銭力」が社会価値の主流。中国では「権」が「銭」を生むので、数千年来、政治汚職が伝統文化になっている。今でも政治汚職収入はGDPの5分の1。党高級幹部官僚20万人の財富が国富の70%を占めるとされる

・中国人は、自分が悪事を働いても、自分が悪いというよりも政府や社会が悪いと言い張り、どうにもならない場合は、風水のせいにする。自己責任という考えは中国人にはほとんど存在しない

・道理の通じない世界では、力のみが唯一の原理であり、有効な手段。中国人が、自分に非があっても絶対に「対不起」という謝罪の言葉を口にしないのは、単に厚顔無恥ということではない。反省、謝罪したら、それで終わり。敗北、ひいては死を意味するから

・「不倒翁」(おきあがりこぼし)と呼ばれる周恩来が生涯を通じて実践し実証してきた不敗の哲学は、「闘争の第一線に立たない」「派閥をつくらない」「自己主張を覆い隠す」「野望を持つ人に譲る」「耐えがたきを耐える」「虚を避け実を務む」「退却も前進とする」こと


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中国人の尺度を理解していくうえでは、かかせない本だろうと思います。

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